共同募金とは?
赤い羽根をシンボルとする共同募金は、戦後、民間の社会福祉施設などに対する財政補填のために行われていた民間の募金活動を制度化したものですが、今日では各都道府県に設立された共同募金会が実施主体となって、社会福祉を目的とする様々な事業活動に幅広く配分されるようになりました。
社会福祉法では、共同募金を「都道府県の区域を単位として、毎年1回、厚生労働大臣の定める期間内に限ってあまねく行う寄付金の募集であって、その区域内における地域福祉の推進を図るため、その寄付金をその区域内において社会福祉事業、更生保護事業その他の社会福祉を目的とする事業を経営する者(国及び地方公共団体を除く。)に配分することを目的とするものをいう。」と規定しています。
共同募金の流れ
毎年10月1日より赤い羽根共同募金運動が始まります。町内で集められた募金は、一旦、県の共同募金会に集められ、そこから3割が県内 の福祉施設等に配分、残りの7割が大山町に配分されます。そこから、町内の小中学校の福祉活動や、各種団体・集落の福祉事業等に活用されています。
なお、同時期より歳末たすけあい募金運動も始まりますが、こちらの募金は全額町内の高齢者福祉事業に活用されています。
共同募金を活用した事業
地域福祉活動、ボランティア活動支援のための民間資金として赤い羽根共同募金、歳末たすけあい募金活動を展開し、募金の目的や方法の周知により、配分方法の透明性の確保と幅広い分野での効果的な運用に努めています。
外出支援タクシー券配布事業
75歳以上で自動車運転免許をお持ちでない方を対象に、日頃の通院、買い物等を支援する目的でタクシーチケットの配布を行っています。
防災グッズ配布事業
支援が必要な75歳以上の一人暮らし高齢者世帯等へ、民生児童委員・福祉推進員・社協職員の3者訪問立ち会いのもと、防災グッズの配布を行います。
布団クリーニング事業
支援が必要な75歳以上一人暮らし高齢者世帯や住宅で寝たきりの方がおられる世帯、要介護世帯を対象に、普段使用しておられる布団のクリーニングを行う事業です。
共同募金配分金活用助成事業
「大山町共同募金委員会は共同募金配分金を活用し、地域福祉活動または、地域福祉活動で使用する物品・備品購入に対しての助成事業を行なっています。」
※助成対象事業
- 地域福祉活動を目的とする事業
(例)サロン活動、研修会等の費用(講師料、材料代等) - 地域福祉活動に係る物品・備品の購入に係る費用
(例:公民館の座椅子、調理器具、テーブル、等々)
※助成金額
上限30,000円まで
共同募金配分金の使い道
~共同募金の配分を受けて活動している団体を紹介します~
「荘田自治会防災フェスタ」
共同募金の配分金を受けて荘田自治会で防災フェスタを開催しました。地震体験、炊き出し訓練、救急講習、救急車・消防車の展示など、家族で楽しく防災について学ぶことができました。地震の恐ろしさ、初期消火の大切さ、命の尊さを知り、日頃から家族みんなで話し合い、災害に備えるための一つのきっかけになったのではないかと思います。また、自助(自分の身は自分で守る)・共助(力を合わせて助け合い、自分たちの地域を守る)を知り、普段から地域での協力体制を理解できたと思います。
荘田自治会 区長
赤い羽根募金、歳末たすけあい募金にご協力いただきありがとうございます。
あなたの町の募金は、あなたの町のために使われています。
毎年、集落、自治会、企業や学校など多くの町民の皆様から善意の募金が寄せられています。ご協力いただいた募金は、町内の地域福祉活動や団体に助成され、皆さんの福祉を支えるために使われています。
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